4スタンス理論で社交ダンス

社交ダンスの誤解されやすい曖昧な部分を4スタンス理論で解説します。

軸シフト(軸の移動)が十分でない時に各タイプの特性は良く無い評価をされてしまいます。


         良い例           悪い例
A1タイプ 軽快 柔らかな動き  → パワーがない 弱い
A2タイプ 軽快 クリアな動き  → パワーがない 固い
B1タイプ 力強い クリアな動き → 重い 固い
B2タイプ 力強い 柔らかな動き → 重い 弱い

良い例も悪い例もまだまだたくさんありますが、自分のタイプの特性の悪い例で踊りを評価されたときは、軸シフト(軸ポイントの移動)を見直すと良い例の評価にすぐに変わるでしょう。

気を付けなければいけないのは、自分のタイプの特性の悪い例ではない良くない評価をされた時です。

例として、A1タイプの方が固いなどの評価をされた時は軸自体が形成されず筋肉の力で無理矢理に踊っている状態が予想されます。
そのまま続けていると向上が見込めないだけではなく怪我などの原因になるので、一度いままでのやり方をリセットする必要があります。

今度は逆の例で、
B1タイプの方が軽快や柔らかな動きと良く評価されたときも注意が必要です。
軸シフトが十分できていて表現として意識して柔らかな動き等をしているのなら問題ないのですが、
意識せずに言われた場合は評価した人に問題があるので気を付けて下さい。

ボールルーム

Andrea Ghigiarelli & Sara Andracchio
B1タイプダイナミックかつダイレクトな動きが特徴のアンドレアとB2タイプダイナミックかつうねるような動きが特徴のサラ、Bタイプ同士のダイナミックな動きが前面に押し出されたカップルです。

Domen Krapez   & Natascha Karabey
2人ともA1タイプコンパクトかつうねるような動きが特徴、同じタイプの2人だからこその一体感とA1タイプの繊細な動きが魅力のカップルです。

ラテン

Riccardo Cocchi & Yulia Zagoruychenko
B1タイプダイナミックかつダイレクトな動きが特徴のリカルドとA1タイプコンパクトかつうねるような動きが特徴のユリア、B1タイプの特徴を生かして男性的なリカルドとA1タイプの特徴を生かして女性的なユリアの動きのタイプが全く違うけれども一体感のある動きが魅力のカップルです。

Stefano Di Fillippo & Dasha
A1タイプコンパクトかつうねるような動きが特徴のステファノとA2タイプコンパクトかつダイレクトな動きが特徴のダーシャ、A1タイプの特徴を生かして繊細かつうねるような足さばきがステファノとA2タイプダイレクトな動きが迫力のダーシャ、Aタイプ同士の軽快な動きが魅力のカップルです。

先日のプロラテンの競技会を見ていて集団で踊っている中で目立つ選手や勝ち残る選手は一つ一つの動作時に軸移動が高確率で行われている事が見て取れました。

ですが残念なことに高確率であって完璧にでわなく、速いリズムの種目になると決勝を踊るメンバーでさえ60~70%しか軸移動が行われず身体の動きを固めてしまっているのが見えました。

速いリズムの種目になると軸ポイントを移動した先で支える為の筋力が必要になってくるのですが、予選の段階では軸ポイントを移動先で支えられないので、可動ポイントと軸ポイントを固めて足の力でバランスを無理矢理とりステップをする選手が多々見うけられました。

Aタイプであればみぞおち土踏まずBタイプであれば首の付け根股関節土踏まず1動作ごとに揃えることによって身体からの自然な動作となるのですが、可動ポイントと軸ポイントを固めてしまっているせいで不自然な動きになってしまいリズムが無い動きとなってしまいます。

これからもし海外の競技会での活躍をめざすのであれば1動作ごとの軸を確認すると自然でリズムにあった踊りとなり海外での成績も好ましいものとなるでしょう。

参考動画


B1タイプのリカルドは首の付け根股関節A1タイプのユリアはみぞおちで毎動作に軸を作って自然な動きでリズムにのっているのがわかります。

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